“てつびん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉄瓶84.8%
鐵瓶14.3%
鉄壜1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉄瓶が約束通り鳴っていた。長火鉢の前には、例によって厚いメリンスの座蒲団が、彼の帰りを待ち受けるごとくに敷かれてあった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「寢て居る顏の上へ、二階から大火鉢を投られたんです。その火鉢には煮えくり返つてゐる鐵瓶を掛けてあつたとしたらどんなものです」
子は「うん。」といって灯のついたままの提灯を畳んで枕もとに置いてから、母について降りた。そして鉢へめた鉄壜の湯をいっぱいいで、それを再び二階へ持って来て枕元の提灯の傍へおいた。
(新字新仮名) / 横光利一(著)
鉄壜の手に触れかかると半分眼を開けて急いで頭を上げた。
(新字新仮名) / 横光利一(著)