釣灯つりあか)” の例文
グワラン! と岩天井の釣灯つりあかりが落ちる。百蝋燭ろうそくが火のついたままおどる。争闘です。なぐり合いです。たおれる音、打ち合う喚き、暗澹あんたんたる暴風が暗やみの洞窟内に渦を巻いて起ったのです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)