金杓子かねじゃくし)” の例文
氷室の前では、氷見ひみの役人が十人ばかり金杓子かねじゃくしを持って待っていて、順々に差しだす丼や蓋物におあまりの氷をすくっては盛りこんでやる。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)