金城きんじょう)” の例文
制海権を握られたる海の上の戦争も確かに怖いけれども、ヒマラヤ山のごとき世界の金城きんじょう鉄壁てっぺきたてに取って上から下に臨む戦争も、恐ろしいものであると信ずるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
金城きんじょう大坂の大規模な築城企画は、すでにその景観のあらましを竣工しゅんこうし終っていて、夜ともなれば、八層はっそう天守閣てんしゅかく、五重の城楼じょうろう、本丸、二の丸、三の丸にわたる無数の狭間はざま狭間から、あかるい灯が
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上庸じょうようも陥ち、金城きんじょうくだった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)