野篠のじの)” の例文
村の古文書こぶんしよに小貝川の土手の出來たのは寶文七年だとあるから、低地ていちの水の乾きはじめたのも其頃からであらう。明治めいぢのはじめには七八町しか隔たらぬ坂井の村が、野篠のじので見えなかつた。
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)