トップ
>
野太
>
のぶと
ふりがな文庫
“
野太
(
のぶと
)” の例文
野太
(
のぶと
)
い、よくとおる声だ。もの言うたびに、背中の
瘤
(
こぶ
)
がヒクヒク動くのは、たしか奇態な動物が、着ものの下にもぐりこんでいるように見える。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と眼を
剥
(
む
)
き出して
喚
(
わめ
)
く。
野太
(
のぶと
)
い聲である。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
野太
(
のぶと
)
いこえが遠くのように聞えた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と
野太
(
のぶと
)
い声が
艫
(
とも
)
にわいたかと思うと、船具の綱でもまとめて、
菰
(
こも
)
をかぶせてあると見えたかたまりが、片手に
筵
(
むしろ
)
を払ってむっくりと起きなおった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
“野太”で始まる語句
野太刀