“野太”の読み方と例文
読み方割合
のぶと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野太のぶとい、よくとおる声だ。もの言うたびに、背中のこぶがヒクヒク動くのは、たしか奇態な動物が、着ものの下にもぐりこんでいるように見える。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
と眼をき出してわめく。野太のぶとい聲である。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
野太のぶといこえが遠くのように聞えた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)