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野呂松
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のろま
ふりがな文庫
“
野呂松
(
のろま
)” の例文
あっちでもこっちでも
野呂松
(
のろま
)
人形を
操
(
あやつ
)
るような真似ばっかり、おれも釣り込まれていいかげんの狂言師になったわい
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
柏軒は屡々此藤兵衛を其家に招いて、酒間に技を演ぜしめた。「
野呂松
(
のろま
)
の
切破
(
きりやぶり
)
」、「山王祭」、「三人
生酔
(
なまゑひ
)
」、「
女湯覗
(
をんなゆのぞき
)
」等はその好んで演ずる所であつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
浦和県知事
間島冬道
(
まじまふゆみち
)
の催した懇親会では、塩田
良三
(
りょうさん
)
が
野呂松
(
のろま
)
狂言を演じ、優善が
莫大小
(
メリヤス
)
の
襦袢
(
じゅばん
)
袴下
(
はかました
)
を
著
(
き
)
て
夜這
(
よばい
)
の
真似
(
まね
)
をしたことがある。間島は通称万次郎、
尾張
(
おわり
)
の藩士である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
呂
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“野呂松”で始まる語句
野呂松人形
野呂松勘兵衛