重筥じゅうばこ)” の例文
堀から隅田のながれへ漕ぎ出すと、半瓦は、重筥じゅうばこを開けさせて
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「体は動かさないでも、心はさまざまに、遊ばせていますから。——それより城太さんこそ、朝早くから、どこへ行ったんですか。そこのお重筥じゅうばこの中に、きのう戴いたちまきが入っているからお食べなさい」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)