里居さとい)” の例文
つれづれなる里居さといのほどに書いたという語によっても、それが心の落ちつきと集中とをもって初めて書かれ得たのである事は明らかである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
宮中のお使いが始終来て御所へお帰りになることを促されるのであったが、なお宮は里居さといを続けておいでになった。
源氏物語:05 若紫 (新字新仮名) / 紫式部(著)