田九郎というもの、三日に一度必ず金を糞ともにする馬とて兄をあざむき、五十金に売りし事『醒睡笑』一に出づ。
北秋田郡では「狐のシャミセンコ」ともいっている。三味線は江戸期の初めには、まだ関東の人は名を知らなかったという話が、『醒睡笑』という書にも見えている。
『醒睡笑』二に、若衆あり、念者に向いて、今夜の夢に、鶏のひよこを一つ金にて作り、我に給いたるとみたと語ると、我も只今の夢にそのごとくなる物を参らせると
“醒睡笑”の解説
『醒睡笑』(せいすいしょう)は庶民の間に広く流行した話を集めた笑話集。著者は茶人や文人としても知られる京(京都)の僧侶、安楽庵策伝。写本8巻8冊、1039話の話を収録している。「眠りを覚まして笑う」の意味で『醒睡笑』と命名された。1623年(元和9年)成立。板倉重宗へ献呈された後、転写されて流布した。『醒酔笑』と記す資料もあるが正当ではない。
(出典:Wikipedia)
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