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酔歩蹣跚
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すいほまんさん
ふりがな文庫
“
酔歩蹣跚
(
すいほまんさん
)” の例文
神尾主膳は、さしおいた伯耆の安綱の刀を持って
酔歩蹣跚
(
すいほまんさん
)
として、逃げて行くお銀様の後を追いかけました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
酔歩蹣跚
(
すいほまんさん
)
と立ち向った大柄な武士があって、かなり腕の利く男だったという。
口笛を吹く武士
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
国民学校教師、野中弥一、
酔歩蹣跚
(
すいほまんさん
)
の姿で、
下手
(
しもて
)
より、庭へ登場。右手に一升瓶、すでに半分飲んで、残りの半分を持参という形。左手には、大きい
平目
(
ひらめ
)
二まい縄でくくってぶらさげている。
春の枯葉
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
と
少時
(
しばらく
)
の後、
酔歩蹣跚
(
すいほまんさん
)
として通行人に訊いたのはその序曲だった。
一年の計
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
この男だけが例の
酔歩蹣跚
(
すいほまんさん
)
として、全く、いい心持で、踊るが如くに踏んでいるその
足許
(
あしもと
)
だけは変らない。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
と思って見直すと、提灯持をそこに置きはなして、自分はもう前へ進んで、橋の詰の方へ
酔歩蹣跚
(
すいほまんさん
)
として行く姿が見える。その
主
(
ぬし
)
も酔っているが、提灯の斎藤も少なからず酔っている。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
蹣
漢検1級
部首:⾜
18画
跚
漢検1級
部首:⾜
12画