都々逸どゝいつ)” の例文
「一寸お待ちなせエ、戸締のい家たア随分不用心なものだ、れ程貧乏なのか知らねいが」と彼の剽軽へうきんなる都々逸どゝいつの名人は冷罵れいば
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
フム、ぢやア逐々おひ/\女がかせいで野郎は男妾をとこめかけツたことになるんだネ、難有ありがたい——そこで一つ都々逸どゝいつが浮んだ『わたしヤ工場で黒汗流がし、ぬしは留守番、子守歌』は如何どう
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)