那方いづれ)” の例文
此の世界は衆生の業力ごふりきで成立つて居るといふ楞嚴れうごん其他の説や、創世記、默示録の言や、其等の説の那方いづれの説を信ずるといふでも無いが、此の世界が人類の生活に適するやうに
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
如何にも那方いづれかいつはりなるべきやう浅まなる心には思はるゝを免れず。
雲のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
休息と活動との那方いづれにも屬する能はざる事情の時である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)