“邀撃”の読み方と例文
読み方割合
ようげき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきの地迄来ると、しかし、其処そこからは最早一歩も東へ進めないことが判った。太子の入国を拒む新衛侯の軍勢の邀撃ようげきに遇ったからである。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)
中川隊四百の捨身の邀撃ようげきは佐久間勢の腹中へ入って暴れ廻った。約十倍の大兵は、その量だけの力を、狭い一局戦に集めることは困難だった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大陸上空において日本戦闘機の邀撃ようげきに出会い、各所において合計十余機をうしない、辛くも基地に辿りついたものは、哀れ数機に過ぎなかった。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)