“ようげき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
邀撃76.5%
要撃11.8%
佯撃5.9%
擁撃5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中川隊四百の捨身の邀撃ようげきは佐久間勢の腹中へ入って暴れ廻った。約十倍の大兵は、その量だけの力を、狭い一局戦に集めることは困難だった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おれと山嵐は二人の帰路を要撃ようげきしなければならない。しかし二人はいつ出てくるか見当がつかない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ウーゴモンに対する攻撃は多少佯撃ようげきであった。ウェリントンをそこに引きつけて左翼に牽制けんせいせんとするのが、その計画であった。
諏訪すわの大湯で、かれらが自分を擁撃ようげきした後から、弦之丞はすでに前後の経過を察していた。今、道者船とりめの高札を見ても、それが故に、さまで驚きもせず落胆もしなかった。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)