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遠賀
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をんが
ふりがな文庫
“
遠賀
(
をんが
)” の例文
正勝は熊本へ行くのに、筑前國
遠賀
(
をんが
)
郡
山鹿
(
やまが
)
を過ぎるので、丁度下國したばかりの忠之は、福岡から迎接の使者を出した。正使は十太夫で、副使は黒田市兵衞である。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
六十六部に身を
扮装
(
やつ
)
して直江志津の一刀を錫杖に仕込み、田川より
遠賀
(
をんが
)
川沿ひに道を
綾取
(
あやど
)
り、福丸といふ処より四里ばかり、三坂峠を越えて青柳の
宿
(
しゆく
)
に出でむとす。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
谷深くさぐる一宇は、永遠の芸術境を求める一つの私の心境をうたつた句であり、
遠賀
(
をんが
)
の長堤に青すゝきをかきわけかきわけ孤り辿りゆく句境涯も、生きゆく闘ひをこめた心の姿である。
万葉の手古奈とうなひ処女
(新字旧仮名)
/
杉田久女
(著)
此時一しよに築かれた
端城
(
はじろ
)
六箇所の内で、上座郡
左右良
(
まてら
)
の城は利安、
鞍手
(
くらて
)
郡高取の城は友信、
遠賀
(
をんが
)
郡黒崎の城は之房が預つた。七年十一月に福岡城の東の丸で、長政の嫡男忠之が生れた。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“遠賀”の解説
遠賀(おんが)とは、福岡県北東部にある地名。遠賀地方とも呼ばれる。範囲は中間市と遠賀郡(水巻町、遠賀町、岡垣町、芦屋町)の4町。
(出典:Wikipedia)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
賀
常用漢字
小4
部首:⾙
12画
“遠賀”で始まる語句
遠賀川
遠賀郡