“運数”の読み方と例文
読み方割合
うんすう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運数うんすうの呵責をいくぶん軽くすませることもあろうかというところから、一念発起して、猛然と金つくりにとりかかった。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それらはみな運命の前兆だったのだが、智海の心霊も自分の運数うんすうを深いところで予知していたのかもしれない。
新西遊記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ミッドウェーの無敵海軍壊滅で、M作戦が中止になり、全軍作戦の経過に、それとなき黄昏たそがれの色がつくと、占領地の敏感な上層階級は、いちはやく日本の運数うんすうを読みとってしまった。
蝶の絵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)