逆斛斗さかとんぼ)” の例文
真赤まっか達磨だるま逆斛斗さかとんぼを打った、忙がしい世の麺麭屋パンやの看板さえ、遠い鎮守の鳥居めく、田圃道たんぼみちでも通る思いで、江東橋の停留所に着く。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)