逃処にげどころ)” の例文
実は火をける訳ではなかったが、おかめも亭主の有る身の上ではなし、わし独身者ひとりものゆえつい悪いことをした処、百姓共が大勢寄ってたかって、叩き殺すと鋤鍬を持って取巻かれ、逃処にげどころがないゆえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)