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追及
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つゐきふ
ふりがな文庫
“
追及
(
つゐきふ
)” の例文
平次は
二十歳
(
はたち
)
娘の盲目な戀を火のやうに近々と感じて居りました。が、
追及
(
つゐきふ
)
したところで、これ以上は言はなかつたでせう。
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次はそれ以上に
追及
(
つゐきふ
)
する題目も無かつたのでせう。一色友衞と別れて、今度はあやめと廊下で立話をしてゐる鳩谷小八郎を見付けて、人の居ないところに
誘
(
さそ
)
ひました。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
が、平次の氣心を知つてゐるガラツ八は、これ以上
追及
(
つゐきふ
)
はしませんでした。心細くも同朋町の山崎屋に出向いて、多勢の下つ引を指圖し乍ら、兎にも角にも、その日を無事に過しました。
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
こんな純な若者を、平次も此上
追及
(
つゐきふ
)
する氣にはなりませんでした。
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
不思議な娘心を、平次も
追及
(
つゐきふ
)
せずには居られません。
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“追及”の意味
《名詞》
追 及(ついきゅう)
原因や責任をどこまでも追い詰めること。
(出典:Wiktionary)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
及
常用漢字
中学
部首:⼜
3画
“追”で始まる語句
追
追従
追々
追剥
追分
追掛
追手
追憶
追付
追駈