“近衛三藐院”の読み方と例文
読み方割合
このえさんみゃくいん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮名の書家といわれる神郡晩秋氏などの細微な観賞にただすと、武蔵の仮名はあきらかに近衛三藐院このえさんみゃくいんの影響をうけているといっている。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきの関白うじ長者ちょうじゃといういかめしい身分などをどこにも見せず、ただ余技の書道において聞えている近衛三藐院このえさんみゃくいんとして
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近衛三藐院このえさんみゃくいんだの烏丸光広だの松花堂昭乗しょうじょうだの——とその範囲は驚くべき広汎さをもって出ては来るが、武蔵の名は、その片鱗すらも、遂に見出すことができないのだった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)