“近文”の読み方と例文
読み方割合
ちかぶみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
降りしきる雨の中を車で近文ちかぶみに往つて、土産話にアイヌの老酋らうしうの家を訪うて、イタヤのマキリなぞ買つて歸つた。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
降りしきる雨の中を車で近文ちかぶみに往って、土産話みやげばなしにアイヌの老酋ろうしゅうの家を訪うて、イタヤのマキリなぞ買って帰った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
北海道で馬車鐵道の敷設されているのはこの旭川町だが、その鐵道によつて、師團裏なる新高臺しんかうだいの近所へ行き、その高臺の紅葉を遠望しながら、近文ちかぶみの舊土人部落を徘徊して見た。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)