“迂人(うじん)” の例文
小生は少年の頃隣家に住ひ居りし故能(よ)く人品を存じ居候が、翁は実に迂人(うじん)にて世間利口に立廻る学者の様でなく誠に貴き所有之(これある)人なりき。其内(そのうち)閑を得たらんには一筆し置度存(おきたくぞんじ)候。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)