“輪転機”の読み方と例文
読み方割合
りんてんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中にはまだひるなのに電燈でんとうがついて、たくさんの輪転機りんてんきがばたりばたりとまわり、きれで頭をしばったりラムプシェードをかけたりした人たちが
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そこには、新聞社の輪転機りんてんきのような、歯車のいっぱいついた、大きな機械がすえつけてありました。
電人M (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
階下の輪転機りんてんきのまわり出す度にちょうど小蒸汽こじょうきの船室のようにがたがた身震みぶるいをする二階である。まだ一高いちこうの生徒だった僕は寄宿舎の晩飯をすませたのち、度たびこの二階へ遊びに行った。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)