“一高”の読み方と例文
読み方割合
いちこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は中学を卒業してから、一高いちこうの試験を受けることにした。が、生憎あいにく落第らくだいした。彼があの印刷屋の二階に間借まがりをはじめたのはそれからである。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ヤスベエねえちゃんの、一高いちこう七不思議の一つ、「かずの扉」には、もう、みんな、きゃあ、きゃあ。ドロンドロン式でなく、心理的なので、面白い。
女生徒 (新字新仮名) / 太宰治(著)
次には先生の東京時代に一高いちこうや大学で英語英文学を教わった広い意味での弟子たちがある。その中で先生の千駄木町せんだぎちょう時代にその門に出入した人たちがある。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)