“軽石”の読み方と例文
旧字:輕石
読み方割合
かるいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、つかれて、おまけに少しさむくなりましたので、海岸の西のさかいのあの古い根株ねかぶやその上につもった軽石かるいし火山礫層かざんれきそうの処に行きました。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
西山荘の老公が発狂したとは——うわさにしても余りにばかばかしいので、勘太は軽石かるいしで足のかかとをこすりながら、苦笑をふくんで呆れていた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
島ではなみの花と称する軽石かるいしの大量が、東のなぎさにおびただしく打ち寄せたのと、ただ二つの事を挙げ得るのみであった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)