車裂くるまざき)” の例文
廟議でその罪人を車裂くるまざき(轘)に處し、その邸宅を取り壞はし、その二子は宥免した。所が禮學者で當時尚書左丞であつた邢虬は、この廟議に抗議を唱へた。
それゆえ、彼は自らの持論に従って、車裂くるまざきの刑なら自分の行く手に思いえがくことができたのである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)