“車裂”の読み方と例文
読み方割合
くるまざき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廟議でその罪人を車裂くるまざき(轘)に處し、その邸宅を取り壞はし、その二子は宥免した。所が禮學者で當時尚書左丞であつた邢虬は、この廟議に抗議を唱へた。
それゆえ、彼は自らの持論に従って、車裂くるまざきの刑なら自分の行く手に思いえがくことができたのである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)