躰格たいかく)” の例文
帯刀宗誠むねもとも同じ二十二歳、もう二人の子があり、第三子が生れようとしているが、神経がこまかすぎるし、躰格たいかくに似ず、どこかにもろいところがある。
かれらの躰格たいかくには大小があり、顔だちや年齢もまちまちだったが、のっそりと鈍重なところや、口べたで怠け者だという条件では、多少の差こそあれみな同類に属していた。
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)