身揺みゆる)” の例文
心中の深い苦悶が透きとおらんがばかり蒼褪あおざめた顔にありありと刻まれて、しかし殿下は身揺みゆるぎもせず、ただ一度二度深く頷かれた。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)