躍々やくやく)” の例文
近くの野面のづらをわたり、べきべきたる落雲を破って、天と地との広大無辺な間隙を一ぱいにふるわす、チビ公はだまってそれを聞いていると、体内の血が躍々やくやくおどるような気がする。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)