“跟蹌(よろ)” の例文
父の行方も探し当て、お杉の生死(しょうし)も確(たしか)め得たので、彼も今は気が弛(ゆる)むと共に、市郎は正しく立つに堪(た)えられなくなって来た。跛足(びっこ)を曳(ひ)きながら傍(かたえ)の岩角に跟蹌(よろ)けかかって、倒れるように腰を卸(おろ)した。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)