足座あぐら)” の例文
食事の時はいつも、堯は私の足座あぐらの中に坐って物を食べた。その日は堯が眠っているので、珍らしく餉台の前に一人で坐ると、私は妙に物淋しかった。
生と死との記録 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)