越夕えっせき)” の例文
かつまた不如意ふにょいで、惜しい雲林さえ放そうとしていた位のところへ、廷珸のあなどりに遭い、物は取上げられ、肋は傷けられたので、鬱悶うつもん苦痛一時にせまり、越夕えっせきしてついに死んでしまった。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)