赤鼻緒あかはなお)” の例文
それは脚だけの生きものでしかなかった。脚だけの生きものが、きゅっとしまった白い足袋をはき、赤鼻緒あかはなおのすがった軽いきり日和下駄ひよりげたをつっかけている。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)