“赤錆色”の読み方と例文
読み方割合
あかさびいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤錆色あかさびいろの、少しも暖かさの感じられないうすら陽は、林になっているくぬぎの木の幹を、片明りに染め、枯れたすすきのくさむらの、ほほけてしまった穂を、鮮やかに白く浮き立たせていた。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)