“赤膚焼”の読み方と例文
読み方割合
あかはだやき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郡山こおりやまは金魚の養殖を以て名がありますが、品物としてはその近くに産する「赤膚焼あかはだやき」が世に聞えます。釉薬うわぐすりに一種のおっとりした持味がありますが、これも今出来のものは昔ほど味いを持ちません。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
……そうはらえると、銅提ひさげが新たに榾火ほたびから取下ろされて、赤膚焼あかはだやきの大湯呑ゆのみにとろりとした液体が満たされたのを片手にひかえて、折からどうと杉戸をゆるがせた吹雪ふぶきの音を虚空こくうに聴き澄ましながら
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
……さうはらゑると、銅提ひさげが新たに榾火ほたびから取下ろされて、赤膚焼あかはだやきの大湯呑ゆのみにとろりとした液体が満たされたのを片手にひかへて、折からどうと杉戸をゆるがせた吹雪ふぶきの音を虚空こくうに聴き澄ましながら
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)