“赤羽”の読み方と例文
読み方割合
あかばね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊に三月の末であったか、碧梧桐一家の人が赤羽あかばね土筆つくし取りに行くので、妹も一所に行くことになった時には予まで嬉しい心持がした。
病牀苦語 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
この処は、北は川口町かわぐちまち、南は赤羽あかばねの町が近いので、橋上には自転車と自動車の往復が烈しく、わたくしの散策には適していない。
放水路 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
飯田町の狭い路地から貧しい葬儀とむらいが出た日の翌日の朝の事である。新宿赤羽あかばね間の鉄道線路に一人の轢死者れきししゃが見つかった。
窮死 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)