“あかばね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤羽83.3%
赤埴8.3%
赤羽根8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この処は、北は川口町かわぐちまち、南は赤羽あかばねの町が近いので、橋上には自転車と自動車の往復が烈しく、わたくしの散策には適していない。
放水路 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
凹巷等は此日赤埴あかばねに宿し、八日杉平すぎたひらに宿し、九日鶴宿つるじゆくに宿し、十日に凹巷の桜葉館あうえふくわんに著した。主人は河崎、佐藤の二人を座に延いた。「故園吾館迎還好。桜葉陰濃緑満扉。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
是は芝赤羽根あかばねの勝手ヶ原の中根兵藏なかねひょうぞうという家持いえもち町人の所へ忍入り家尻やじりを切って盗取ぬすみとった八百両の内の古金で、皆此の通り三星の刻印の有る古金で有るによって、其方そちが唯貰ったでは言訳が立たぬ
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)