赤組頭あかぐみがしら)” の例文
「叔父というのは水泳指南番しなんばんで、赤組頭あかぐみがしら生島流いくしまりゅうの達人で、平常へいぜいは船預かりという役名で四百石いただいている、海には苦労をしている人間だ」
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)