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贄卓
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にへづくゑ
ふりがな文庫
“
贄卓
(
にへづくゑ
)” の例文
法皇は式の衣を脱ぎて、
贄卓
(
にへづくゑ
)
の前に立ち、十字架を拜せり。金笛の響凄じく、「ポプルス、メウス、クヰツト、フエチイ、チビイ」
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
贄卓
(
にへづくゑ
)
の上の
色硝子
(
いろガラス
)
の窓から差し入る夕日が、昔の画家が童貞女の
御告
(
おつげ
)
の画にかくやうに、幅広く素直に中堂に落ちて、階段に敷いてある、色の褪めた絨緞を彩つてゐる。
駆落
(新字旧仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
それまでにもセルギウスは聖餐を戴く度に慰安を得て心が清くなる様に思つたが、今院僧になつて自分で神に仕へる事になつて見ると、
贄卓
(
にへづくゑ
)
に贄を捧げる時、深い感動と興奮とを覚えて来るのである。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
寡婦の目の涙のやうに、黒布で包んだ
贄卓
(
にへづくゑ
)
の蝋燭が赫く。
聖ニコラウスの夜
(新字旧仮名)
/
カミーユ・ルモンニエー
(著)
戸の上高きところを舟に乘りてゆき給ふ耶蘇、
贄卓
(
にへづくゑ
)
の神の使、美しきミケルはいふもさらなり、蔦かづらの環を戴きたる
髑髏
(
どくろ
)
にも暇乞しつ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
われはマリアと
贄卓
(
にへづくゑ
)
の前に手を握りぬ。おほよそ
市長
(
ボデスタ
)
の家にゆきかふものは、皆歡喜の聲を發しつれど、其聲の最も大いなるはポツジヨなりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
贄
漢検1級
部首:⾙
18画
卓
常用漢字
中学
部首:⼗
8画
“贄”で始まる語句
贄
贄川
贄殿
贄釜
贄持
贄崎
贄櫃
贄海
贄物
贄川宿