トップ
>
貴嬢
>
きみ
ふりがな文庫
“
貴嬢
(
きみ
)” の例文
旧字:
貴孃
この十蔵が事は
貴嬢
(
きみ
)
も知りたもうまじ、かれの片目は
奸
(
よこしま
)
なる妻が投げ付けし
火箸
(
ひばし
)
の傷にて
盲
(
つぶ
)
れ、間もなく妻は狂犬にかまれて
亡
(
う
)
せぬ。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
この時わが胸を
衝
(
つ
)
きて起こりし恐ろしき
想
(
おも
)
いはとても
貴嬢
(
きみ
)
の
解
(
げ
)
したまわぬ境なり、またいかでわが筆よくこれを
貴嬢
(
きみ
)
に伝え得んや。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
今
貴嬢
(
きみ
)
にこの
文
(
ふみ
)
を写して送らん要あらず、ただ二郎は今朝夜明けぬ先に
品川
(
しながわ
)
なる船に乗り込みて直ちに出帆せりといわば足りなん。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
嬢
常用漢字
中学
部首:⼥
16画
“貴嬢”で始まる語句
貴嬢方
貴嬢様