貴冑きちゅう)” の例文
しかし、この新将軍が貴冑きちゅうやからながらも多年内外の政局に当たり、見聞も広く、経験も積んでいて、決して尋常の貴公子でないことを忘れてはならない。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)