負傷てお)” の例文
その疾駆し去ったあとには、負傷ておいの者、断末魔だんまつまの声が入りみだれて残る。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
負傷ておひしけものも猶そのつのを敵に向くる如く。
妄動 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
いつのゆふべとわかねども負傷ておひし胸の
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なにものか負傷ておひくるしむさけびごゑ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)