“識分(みわ)” の例文
その頃、もうお互いの面には払暁(ふつぎょう)の薄明りが見られていた。たしかに夜は白みかけているのだ。しかしいよいよ深い朝霧に物の色目(あやめ)も識分(みわ)けられない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)