“譏(けな)” の例文
ある時、其未亡人(ごけさん)の噂(うはさ)が出ると、和尚さんは鼻の先で笑つて、「むゝ、彼女(あのをんな)か——彼様(あん)なひねくれた女は仕方が無い」と酷(ひど)く譏(けな)すぢや有ませんか。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『むむ、あの女か——あんな女は仕方が無い』なんて酷(ひど)く譏(けな)すじゃ有りませんか。どうでしょう、三吉さん、最早旦那が関係していたんですよ。女は旦那の種を宿しました。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)