謀議ぼうぎ)” の例文
などと、副将の資格をもって、大いに謀議ぼうぎを論じたことはいうまでもない。そして自己の意見が、用兵作戦のうえで、秀吉にも信忠にも、採用されたためしはなかった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひるを過ぎてから、べつな部屋に、秀吉はまた官兵衛、彦右衛門、そのほか、六、七名の将をあつめて謀議ぼうぎしていた。宇喜多秀家も若年ではあるが、当然、一方の大将として、ここには参加していた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)