諸沙汰しょざた)” の例文
ですがこの春、養子直冬ただふゆが中国へ赴任して、自然、調べ上げた機密によれば、師直が地方武士のあいだに自己勢力を扶植しようと計っている諸沙汰しょざたには将来恐るべき下心がはっきり見える。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)