請文うけぶみ)” の例文
尊氏はつつしんで請文うけぶみをたてまつった。親房は尊氏を読み、尊氏は親房を読んでいた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『新編常陸国誌』に集録せられたる鹿島文書貞治四年の請文うけぶみに「そもそもかの岩瀬郷においては、本主益戸左衛門尉新田開発、後閑ごかん堀ノ内たるの間、往古より今に至るまでなんらの役なき所なり」
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)